北方領土はなぜ現在も返還されないのか?日本が不利なその理由

ロシアが北方領土問題をダシに使って
クリミア半島に関する経済制裁を解かせようと動いていますが、
北方領土を日本に返さないことは明白です。

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私たちは小さいころから
漠然と
「北方領土は日本の領土で
終戦のどさくさに紛れてロシアに占領された」と習いました。

が、国際ルールの視点で見ると
あまりに日本は不利なのです。

その理由を簡単に解説したいと思います。

北方領土現在写真

まず「北方領土」とは
択捉島(エトロフ)
国後島(クナシリ)
色丹島(シコタン)
歯舞群島の島々(ハボマイ)

をまとめて呼びます。

北方領土わかりやすいい

よく「北方4島」という言い方もされますが
島の数は4つではなく、
3つと歯舞群島のいくつもの島を指します。
 
 
この島々は
多くの若者が「終戦記念日」だと思っている
8月15日以降に
ロシアによって占拠されました。

実はここに
日本人の大きな勘違いがあるのです。

8月15日は
終戦した日ではなく
「ポツダム宣言受諾の意思を公表した日」にすぎません。

人と人のケンカならば
片方が「ケンカをやめよう」と言って
もう片方が「降伏します」と言えば
それでケンカは終了なのですが、

国同士の争いの場合、
休戦協定に調印した日が
本当に戦争が終結した日となるのです。

つまり
日本国民は天皇陛下の玉音放送を聞いて
「あぁ、戦争が終わった。負けた」と思い込んだのですが、
国際ルール上は
9月2日に結ばれた休戦協定までは
戦争を続ける必要があったのです。

北方領土日本ロシア主張

とはいえ、
当時
北方領土に暮らしていた人々や
駐在していた日本軍も
国が占領されていくのを
見ていたばかりではありません。

8月15日から始まった北端の島々での戦いでは
ロシア軍に3000名もの死者を出すほど
壮絶な戦いが繰り広げられました。

最北端の島々には
大砲や銃などの武器が数多くあったからです。

しかし、
ロシアの本当の目的は
北方領土ではなく
北海道を半分、統治することだった
のです。

大群が押し寄せた北方領土は
あえなく陥落。

8/25には樺太全土が、
8/28には択捉島が、
9/1には国後島と色丹島が次々と占領されました。

ですが最北端の島々での死闘があったからこそ
ロシアは北海道にまで南下する時間がなくなり、
現在の状態に至っています。

そして
ここからが一番問題なのですが、
本当の終戦を迎えた9月2日以降に占領されたのが歯舞群島です。

9月2日以降は休戦協定が調印されていますから
歯舞群島に関しては完全に国際ルール違反です。

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ロシアの北方領土に関する主張は
大きく分けて2つ。

「北方領土は日本のものではなく、アイヌ民族のものだ。
だから我々は、かわいそうなアイヌ民族を日本から解放しただけ。

「北方領土の多くの島が戦わずして領土を明け渡したのは、
日本人はこの島々が自分たちの領土でないことを認識していたからだ。」

というもの。

つまり
このふたつを理由に持ってこられることで
日本側が唯一主張できる
休戦協定の調印以降の暴挙でさえ
正当化できる(と思っているし実際している)のです。

北方領土4島簡単わかるやすい

では当時、アメリカはどう思っていたのか?
ということですが

アメリカには沖縄という戦果がありましたし
アメリカはロシア(旧ソ連)と協定を結んでいて
ロシアが樺太などの島々を占領することは了解していました。

つまり
北方領土の返還に関しては
日本を助けてくれる国は
世界中にどこにもありません。

戦後70年でどれだけ発展しようが
日本は敗戦国ですので
北方領土を取り返すことは
きわめて困難なことなのです。

特に
「全島の同時返還」にこだわっていると難しいです。

とても簡単にまとめてしまいましたが
これが
「すぐわかる北方領土」のお話です。
 
 
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