亜人・佐藤の凶行になすすべなく惨敗した警察。
下村泉、永井圭、中野攻という亜人を手にした戸崎は、
佐藤の本名や経歴を探りあてた
サトウや田中らの「亜人テロ」により、
田舎での平穏な暮らしを終わらされた圭。
永井圭・中野攻は
戸崎の恋人を人質にとり交渉し、
“死なない兵隊”となることを提案。
これにより秘密裏に、サトウへの対策を練ることとなる。
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一方、政府関係者にもトップシークレットとされていた
「サトウの過去」を示す資料が戸崎のもとへ極秘に届く。
そこには、サトウの驚くべき経歴が記されていた。
サトウの本名は、
「サミュエル・T・オーウェン」
日本人ではなく、イギリス人の父と中国人の母を持つアメリカ人だった。
サトウの経歴を知るアメリカ人・カーター(元・海兵)によると、
彼がアメリカ海兵隊に入隊したのは1969年のこと。
(圭たちのいる時代が2015年だとすると、
46年前の時点でサトウはすでに15才前後で、現在は60才くらいだと思われる)
サトウこと、サミュエル・T・オーウェンは、
アメリカ軍の超精鋭部隊の出身で、ベトナム戦争に参加していた。
そこで、捕虜奪還作戦に参加し、
サミュエルはその残虐性を見事に見せつける。
本来なら全員無傷で遂行できたはずの任務を、
わざと発砲して敵に気付かせ、
武装兵100人と相対することになったのだ。
退避しながらの激しい戦闘のさなか、
サミュエルは常に笑顔を絶やさず、敵を殺し続けた。
そのとき、そばでサミュエルを見ていたカーターは、
「彼には感情がない」と表現している。
死と隣り合わせのスリルだけが、生きている実感を彼に与えるのだと。
結果、仲間を1人失った。
そしてサミュエルは片足を失い、
アメリカに帰国後、不名誉除隊となった。
サミュエルが軍隊に所属していた時に
すでに自分が亜人だということを知っていたのかは不明。
また、なぜアメリカではなく
日本での反乱を決したのかも不明。<
しかし、日本人だと思われていたサトウが、
飛行機の操縦や銃器類の取扱いができるのは、
元・アメリカ兵としての戦地経験があったからだった。
サトウの残虐性や感情のなさは生まれ持ってのものであり、
幼少期には爬虫類をやたらと殺し、父親にそれを叱られ殴られている回想がある。
圭は、戸崎に対し、
「研究所の屋上でIBM同士が衝突したとき、サトウの記憶が流れ込んできた」と話し、
サトウという人間は、
「革命家でも策士でもない 遊び人です」と言う。
飛行機を使い自爆テロを起こし、
SATとの乱戦も含めて700人以上を殺したサトウは、
ただ遊んでいるのだと。
政府は次々と要人が殺されていく状態に、
サトウとの和解に持ち込もうとするが、
圭は
「和解なんてパッとしないエンディングで
(サトウが)ゲームを降りるはずがない」と戸崎に話す。
そしてついに、
サトウの襲撃を受けるターゲット「フォージ安全ビル」にて、
戸崎らの作戦が動き出す・・・。
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